ココア?チョコレート?大好き8
こうしてキャドバリー兄弟の会社が生まれ、フライ、ラウンツリーとともに、チョコレート業界の大立者の1つとなり、企業家精神を発揮すると同時に社会改革に情熱を燃やすようになったのです。
とかく歴史には皮肉な転変がつきものです。
ココア商となったクェーカーは、後年、奴隷貿易の是非をめぐる論争に巻きこまれることになります。
19世紀末、クェーカーは「ココア奴隷」のおかれた悲惨な状況に目をとめました。
黒人たちは故郷から強制的にかりだされ、アフリカのポルトガル領植民地にあるプランテーションで苛酷な労働を強いられていたのです。
クェーカーのチョコレート製造会社なかでもキャドバリーとラウンツリーが中心でしたが当時、大きな力をもっていたことを示すエピソードですが、彼らはそれらの地域で作られたココアのボイコット運動をイギリスで積極的に推し進めたばかりでなく、アメリカやドイツのチョコレート会社にも支援を呼びかけたのです。